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茅葺風景
桁に架けている登り梁状の叉首に屋中竹を縛ります。これが茅葺きの下地となり全て竹材で作ります。
屋中竹の上に垂木竹を藁縄で縛り、骨組みが完成します。
垂木竹の上に割いたエツリ竹を縛り茅葺きの下地を作ります。
隅より茅を並べて、軒付け(下付け)の茅の厚みで屋根の仕上がりが決まります。
平葺き面に藁縄でホコ竹を押さえて行きます。
軒より茅を積み上げて、両側からの茅を頂部で編み込み入母屋の形に整えます。
茅を積みながら仕上げ面をコテ(ガンキ)で叩いて調整します。
棟に簾竹(すだれたけ)を被せて化粧をします。
棟も葺き上がり屋根の形が完成しました。
天化粧竹を載せたら、初めにコヌキから刈り揃えてゆきます。
お風呂の湯気抜きの為の両側の母屋を刈り揃えます。
茅追いに沿って軒先を刈り込みます。最後に軒先のプロポーションを決める大事な刈り込みです。
片側の刈り込みが終わって屋根の形がほぼ完成しました。